2026年4月14日火曜日
高杉晋作の戦いシリーズ⑤ 負けるはずの戦い
なんで、ここまで追い込まれたんだろう。
あとから見ると、
少しやりすぎたのかもしれない。
長州は、動いた。
外国に向かって砲撃をして、
京都でも戦いを起こしてしまう――
「禁門の変」。
その結果、どうなったか。
気づけば、
周りに誰もいなくなっていた。
味方がいない。
そして幕府は決める。
「長州を討つ」
それが、
「長州征討」。
正直、この時点で――
みんなもう無理じゃないか、と思ったのではないだろうか?
数も違う。
装備も違う。
立場も悪い。
ちゃんと戦ったら、終わる。
そんな空気があったと思う。
でも。
その中で、
まだ終わっていないと思っていた人がいた。
高杉晋作。
体はもう、限界に近かっただろう。
それでも彼は、
勝ち方じゃなくて、
流れの変え方を考えていた。
そこで出てくるのが、
「奇兵隊」
武士じゃなくてもいい。
農民でも、町人でもいい。
「やれるやつでやる」
でも、これがよかった。
動きが軽い。
決断が早い。
しぶとい。
大きな戦いはできないけど、
小さく動ける。
この“ちょっとした違い”が、
あとから効いてくる。
この時点では、まだ勝っていない。
むしろ、まだ負けている側。
でも――
完全には終わっていない状態を、
なんとか保っている。
それだけで、十分だったのかもしれない。
やがて戦いは、
「第二次長州征討」へと進んでいく。
ここで、少しずつ変わり始める。
大きな勝ちはない。
でも、
小さく勝つ。
また、小さく勝つ。
気づいたときには、
流れが変わっている。
このとき打ったものは、
“勝つための一手”じゃなかった。
“終わらせないための一手”だった。
でも――
それが結果的に、
逆転の布石になる。
負ける理由は、いくらでもあった。
それでも、
終わらせなかった。
歴史って、たまに思う。
勝った瞬間よりも、
「まだ負けているときに何をしたか」
そっちのほうが、
ずっと大事だったりする。
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