2026年2月26日木曜日

悪は栄えない

歴史を振り返ると、悪はいつも勢いよく広がる。
まるで夜の闇が一瞬で街を包み込むみたいに。

けれど、朝は必ず来る。
それが歴史の不思議だ。

たとえば、絶対的な権力を握り、恐怖で人々を支配した
アドルフ・ヒトラー。

彼は一時、ドイツの未来そのもののように見えた。
国民の熱狂、軍事力、圧倒的な演説。

しかしその結末は、
第二次世界大戦の敗北と、
国の荒廃だった。

また、日本の歴史にも似たような場面はある。
権勢を誇った
平清盛。

栄華は確かにあった。
けれどそれは永遠ではなかった。

やがて台頭した
源頼朝によって、
時代は静かに塗り替えられていく。

悪が栄えたように見える時間は、
実は長い歴史の中では、ほんの一瞬なのかもしれない。

強引さや恐怖は、
人を従わせることはできても、
心までは支配できない。

だからこそ、
どれだけ大きな悪も、
いつかどこかで歪みを生み、
自ら崩れていく。

歴史はいつも、
ゆっくりと帳尻を合わせる。

もちろん、現実は単純ではない。
悪が裁かれないまま終わることもある。
理不尽が勝つ場面もある。

それでも長い目で見れば、
人はより良い方向へ進もうとする力を持っていると、
信じたくなる。

「悪は栄えない」という言葉は、
事実というより、
人間の願いなのかもしれない。

そして今、
日本の政治は善なのか、それとも悪なのか。

きっと答えは、単純な白黒ではない。
立場が変われば正義も変わり、
誰かにとっての善が、誰かにとっての痛みになることもある。

歴史が判断するのは、いつも少し遅れてからだ。
だからこそ僕たちは、
ただ批判するだけでも、盲目的に信じるだけでもなく、
考え続けるしかないのだと思う。

どれだけ暗い夜でも、
朝は、きっと来る。
今苦しんでいる日本人に私はそう伝えたい

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